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おおきなWA村の活動

~道のり・その2~(2017年)

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私が独立して一番最初に企画したのが屋台でした。伝統ある東村のつつじ祭りに屋台を出店してみようと計画しました。パイナップルを使って何か出来ないか?練りに練って出来たのがたこ焼きの中にパイナップルを入れて作った「パインボール」です。

元デザイナーなので最初はこのイラストを作ってイメージしました。100万円を貯めて独立しましたがいつもお金がない中、どうしようか考えていたらひょんな事から救いの手が舞い降りてきました。私が借りた畑の隣の農家さんが屋台のテントを一緒に作ってくれるというのです。めちゃくちゃ嬉しかったです。農家は道具さえあればハウスを自家製で作る事が出来ます。ひょいひょいと作ってくれました。

農作業を手伝う変わりになんと溶接をしてくださりました。農家は最強です。なんでも出来ます。私も溶接の資格に重機の運転資格を持ってます。さらにHPも作ったり、動画も作ったり話したり、文章を書いたりできます。この農家さんは歌うのがすごく上手です。三味線を作ったり、何でもかんでも手作りで作られます。子供も沢山いらっしゃって私の憧れの人です。眩しすぎて近寄りがたいですが、農家の中の農家でスーパースターです。

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ビニールハウスもどきの屋台テントがなんとなく完成!嬉しいです。製作費は1万円。夜中10時ぐらいまで付き合って頂きました。

そうこうしているうちに一緒にたこ焼き屋を出店してくれるという人が現れました。見事なテントをお貸し頂きその中に自家製テントを張って屋台初デビュー。志せば何でもできますね!簡易営業許可・食品衛生責任者の資格、器材の購入、レンタル。出展料など​全部込々で約7万円で出来ました。

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しっかりとオープンしてしまいました。

なぜ、本気で出店しようと思ったかというと、東村のつつじ祭りは約1ヶ月間出店する事が出来るからです。その間に色んな人と触れ合ったり情報交換が出来るからです。そして私の企画した商品「パインボール」のマーケティングが出来るからです。「パインボール」自体の勝算よりかは実績作りとマーケティングを考えました。なんだかんだ言ってお客様の結果は良好でした。この屋台に全財産を注ぎ込んでしまった私でしたが、なんと新たな就職先をゲットする事になり首の皮一枚で生き残りました。

色んな人のご協力によって形になる。そんな喜びをここで学ぶきっかけになりました。農業が色んな人に喜びをプレゼント出来るかもしれない。そんな可能性を見出し、現実的に動いた一番最初のプロジェクトです。一人で動き出しましたが、後ろを省みず前に前に進めた事が私にとっては大きな前進でした。2011年まで暮らしていた都会生活の自分から成長できた瞬間だったかもしれません。

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